この記事は岩手の詩人「宇部京子」さんより許可をいただき掲載しております。
文章、写真は宇部さんのブログから引用させていただいております。
にわかに脚光をあびた美人海女、
ことしも海女フェスティバルがやってきまーす!
ここ10年あまり、海女フェスティバルを見続けているわたしとしては、
去年のさわぎは、いったいどういうことよ、とおもうけど、小袖が脚光をあびることは、うれしい。
宇部町から小袖に入る
久慈に美人がなぜ多いのか???
久慈に転任した関西出身の高校教師の推理、推測は、
むかしむかし、久慈の沖のあたりで、お公家様をのせた船が遭難し、命からがら助かった人がこの辺に住み着いた。先生いわく、女子にかぎらず男子生徒も顔立ちが、なーんか、きれいなんだそうだ。ほんとかいな?とはおもうけど、実際、この辺では、浜の人はほりがふかく、顔立ちがきれい、が通説。
ただし、声が大きく言葉が乱暴なので、私が子どもの頃は恐くてひとりじゃ行けないところでもあった。大人になってみると、浜の人ほど、気前のいい人はいないと思う。ごうかいに海の幸をくれる。先生もご多分にもれなかったようで、ウニもイカもどっさりくれるんだよね、あんなに気前のいい人って、めったなことではいないなどという。また、久慈に赴任したいなあ、なーんて言っていた。
この手前で海女さんがもぐってウニをとる
小袖には、女たちによる「小袖大漁歌い込み」が郷土芸能として唄い継がれている。初めて聞いたとき、魂がゆさぶられるような感動をおぼえた。
唄い手である大久保エキさんに、だいぶ前に話をきいた。
「わたすの父は船頭でした。子どもの頃は、朝、昼、晩と定置網の船が出だもんです。今どちがって、まぐろが百匹二百匹ととれ、それは賑やかでござんすた。大漁のとぎは、沖から男だちがこの唄をうたって知らせたもんです。浜でまっている女や子どもや年寄りがみんなで浜に出て、沖の船にむかって唄を返したものです。浜と沖で太鼓をたたいたり踊ったりして、大漁を祝って唄ったのがこの唄です」
大漁唄い込み、むかしをしのんでぜひきいてね!
小袖の港
前日の7月31日は十府ケ浦で花火大会もあるよ?。
海の花火は、情緒満天!
十府ケ浦
宇部 こんなところを通って海に出る
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